Net Cash Screener · ネットキャッシュ倍率

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CONTENTS このツールとは NC倍率 各指標の説明 スコアの仕組み バリュートラップ 使い方 注意点

📖 ネットキャッシュ倍率スクリーナー 使い方・解説ガイド

このページでは、清原達郎氏の著書にインスパイアされたネットキャッシュ倍率(NC倍率)スクリーニングツールの使い方と、各指標の意味をわかりやすく解説します。割安株・バリュー株のスクリーニング方法をPBR・PER・ROE・バリュートラップの観点から丁寧に説明します。

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Overview
このツールは何をするもの?

このツールは、東京証券取引所(東証)に上場している日本株の中から「割安な銘柄」を自動で探し出すスクリーニングツールです。

「ネットキャッシュ(Net Cash)倍率」を中心的な指標として使い、投資家の清原達郎氏の著書で紹介されたバリュー投資の手法にインスパイアされて設計されています。

📡 データソース
自動収集・週次更新

JPX(日本取引所グループ)・EDINET(金融庁)・TDnet(適時開示)から財務データを自動取得し、毎週金曜日に更新します。

🏦 対象銘柄
東証上場の全普通株

銀行・保険・証券などの金融セクターとREIT(不動産投資信託)は除外。資産構造が特殊でNC倍率が意味をなさないためです。

💡 このツールは「どの銘柄が割安か」を把握するためのリサーチ補助ツールです。最終的な投資判断はご自身でお願いします。
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Core Indicator
NC倍率(ネットキャッシュ倍率)とは?

ネットキャッシュ(NC)とは、会社が持つ「実質的な現金の余力」のことです。簡単にいうと、「会社の借金を全部返してもなお残る現金がどれだけあるか」を示す数字です。

ネットキャッシュ(億円)
= 現金・預金 + 有価証券 − 短期有利子負債 − 長期有利子負債

そして NC倍率 は、そのネットキャッシュが時価総額(会社全体の株式の価値)に対して何倍あるかを示します。

NC倍率 = ネットキャッシュ ÷ 時価総額

NC倍率の見方

NC倍率意味評価
2.5倍以上「今の株価で買うと現金だけで元が取れる」超割安水準超割安(緑表示)
1.5〜2.5倍現金が時価総額を大きく上回っており、かなり割安な状態かなり割安
1.0〜1.5倍推奨条件の基準。割安圏に入っている割安圏
0.7〜1.0倍バックエンドの第一条件通過ライン。やや割安注目圏
0.7倍未満割安感に乏しい。リストに表示されない対象外
📌 なぜNC倍率が重要?
株式投資では「いくらで買うか」が非常に重要です。NC倍率が高い銘柄は、最悪の場合でも保有する現金によって損失が限定されやすく、「安全マージン」が大きいと考えられます。
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Indicators
各指標の説明

PBR(株価純資産倍率)

株価が「会社の純資産(資産から負債を引いた正味の財産)の1株あたりの価値」に対して何倍かを示します。

PBR = 株価 ÷ BPS(1株あたり純資産)
PBR意味
1.0未満解散価値以下。今すぐ解散すれば株価より多くの資産が戻る水準 割安
0.6未満かなり割安な水準 かなり割安

PER(株価収益率)

株価が「1株あたりの年間利益(EPS)」に対して何倍かを示します。「元を取るのに何年かかるか」のイメージです。

PER = 株価 ÷ EPS(1株あたり利益)
PER意味
11倍以下推奨条件の基準。かなり割安 推奨条件
15倍未満割安圏 割安圏
— (表示なし)赤字でPERが計算できない状態 赤字

ROE・ROA(収益性の指標)

ROE(自己資本利益率)は、自己資本(株主のお金)をどれだけ効率よく使って利益を生んでいるかを示します。

ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)
ROA = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)
ROE意味
15%以上優良水準(緑表示) 優良
8%以上東証が掲げる改善目標水準 良好
8%未満収益力が低く、バリュートラップのリスクあり 注意

EPS(1株あたり利益)と黒字・赤字

EPS(Earnings Per Share)は1株あたりの純利益です。EPSがプラスの場合は黒字、マイナスまたはゼロの場合は赤字です。推奨条件では赤字銘柄を除外しています。

EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式数

配当利回り

年間配当金が株価の何%かを示します。高いほど「株を持っているだけで多くの現金が受け取れる」ことを意味します。

配当利回り = 年間配当金 ÷ 株価 × 100(%)
配当利回り意味
3%以上高配当 高配当
2%以上市場平均水準 平均的
— (表示なし)無配当(配当なし) 無配

時価総額

「発行済み株式数 × 現在の株価」で計算される、会社全体の市場価値です。このツールでは億円単位で表示します。

推奨条件の範囲
20億〜500億円

小型・中小型株が対象。大型株に比べて市場の注目が低く、割安放置されやすい傾向があります。

第一条件の範囲
3億〜1000億円

流動性フィルターとして機能。3億円未満は実際に売買しにくいため除外しています。


営業キャッシュフロー(CF)

本業の活動によって実際に現金がどれだけ増減したかを示します。

プラス → 本業でキャッシュを生んでいる(健全)
マイナス → 本業でキャッシュを消費している(注意)
⚠️ NC倍率が高くても営業CFがマイナスの場合、保有する現金が少しずつ失われていくリスクがあります。

直近サプライズ

TDnet(適時開示情報閲覧サービス)で検出した、直近3営業日以内の重要な開示情報に基づく判定です。

▲ 好材料:決算上振れ・増配・自社株買いの決議など
▼ 悪材料:業績の下方修正・減配など
— :直近に重要な開示なし
🏆
Scoring
スコア(0〜100)の仕組み

スコアは複数の指標を組み合わせた総合割安スコアです。スコアが高いほど割安度と総合的な魅力が高いと判断されます。フィルター後の順位はこのスコア順に表示されます。

指標最大点割合役割
NC倍率40点
核心指標。最も重視
PBR20点
解散価値からの割安度
PER15点
利益面からの割安度
直近サプライズ15点
株価上昇の触媒
時価総額10点
小型株を優遇
⚠️ バリュートラップ警告がある銘柄はスコアから最大15点減点されます。指標上は割安でも、実態として株価が上がりにくい銘柄を自動的に評価を下げる仕組みです。
⚠️
Risk Warning
バリュートラップ(VT)警告とは?

バリュートラップとは、指標上は割安に見えるのに、実際には株価がなかなか上昇しない状態のことです。「安い罠」とも言えます。

以下のシグナルが複数検出された銘柄には ⚠ マークが表示され、スコアが減点されます。

  • ⚠️ROEがマイナス — 赤字が続いており、現金が少しずつ失われていく
  • ⚠️ROEが8%未満 — 収益力が低く、株主への還元が乏しい
  • ⚠️売上高が継続的に減少 — 事業が縮小しており、将来性に不安がある
  • ⚠️営業CFがマイナス — 本業でお金を稼げていない状態
  • ⚠️自社株買い・配当ともに未実施 — 経営陣が株主への還元に消極的
💡 バリュートラップの警告は「今すぐ除外すべき」というシグナルではありませんが、複数の警告がある銘柄は慎重に精査することをお勧めします。
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How to Use
ツールの使い方ステップガイド

スクリーニングの流れ

1
バックエンドで全銘柄を自動スクリーニング(毎週金曜更新)
東証全普通株から NC倍率 ≥ 0.7倍・時価総額 3億〜1000億円・PER ≤ 15倍の条件で絞り込み済みのデータが用意されています
2
⭐ 推奨条件ボタンを押す
ページを開いたら「⭐ 推奨条件」ボタンをクリック。NC倍率 ≥ 1.0倍・時価総額 20〜500億円・PER ≤ 11倍・黒字企業のみ の条件が自動でセットされます
3
結果の銘柄一覧をスコア順に確認
スコアが高い順に表示されます。各行の銘柄コードや会社名から詳細情報を確認できます
4
フィルターを手動で調整して深掘り
NC倍率・PBR・PER・時価総額・ROEなどの条件を自由に変更して、自分の投資スタイルに合った銘柄を探せます
5
⚠ バリュートラップ警告を確認
気になった銘柄にVT警告が出ていないか確認。警告が多い場合は有価証券報告書などで個別に精査することをお勧めします

フィルターの使い方

  • 1
    各項目に数値を入力
    NC倍率・PBR・PER・時価総額・ROEそれぞれに「最小値」「最大値」を入力できます。空欄にした場合は条件なし(制限なし)として扱われます。
  • 2
    「適用」ボタンを押す
    入力後に「適用」を押すと、リアルタイムで銘柄一覧が更新されます。「推奨条件」ボタンを押すと初期のおすすめ条件に戻ります。
  • 3
    セクター(業種)でさらに絞り込む
    東証33業種の中から特定の業種に絞って探すことができます。特定の業界に詳しい方は活用してみましょう。
  • 4
    列ヘッダーをクリックでソート
    NC倍率・PBR・スコアなどの列名をクリックすると昇順・降順で並び替えができます。
🔑 初心者の方へのおすすめの使い方:まず「⭐ 推奨条件」を適用して上位10〜20銘柄をリストアップ。⚠ バリュートラップ警告がない、または少ない銘柄を優先して、証券会社のサービスや有価証券報告書でさらに詳しく調べてみましょう。
📌
Important Notes
ご利用上の注意点
⚠️ 本サイトは投資助言・推奨を行うものではありません。表示される情報は参考情報であり、投資判断はご自身の責任において行ってください。
📅 データの鮮度
週次更新(毎週金曜日)

財務データはEDINETの最新報告書から取得しますが、企業の決算発表タイミングによって最新情報が反映されるまで時間がかかる場合があります。

🏦 金融セクター除外
銀行・保険・証券・REITは対象外

これらの業種はバランスシートの構造が一般事業会社と大きく異なるため、NC倍率が正確に機能しません。

📊 あくまで定量データ
質的な評価は含まれない

経営陣の質・競合環境・業界トレンドなど、数字に表れない要素は反映されていません。定量スクリーニングの結果を起点に定性分析を行うことをお勧めします。

⚡ 株価の変動
リアルタイム価格ではない

表示される株価・時価総額はJPXが公開する日次データに基づいており、リアルタイムの市場価格とは異なる場合があります。

📚 このツールは清原達郎氏の著書で紹介されたバリュー投資の考え方を参考に設計されています。投資の考え方や手法についてより深く学びたい方は、バリュー投資に関する書籍を合わせてお読みになることをお勧めします。
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